第91回 薬剤師国家試験問題(問226~230)

問226
麻薬の調剤に関する記述のうち、誤っているものを1つ選べ。

1 入院患者の麻薬処方せんの場合、麻薬施用者が常勤であれば麻薬施用者免許証番号を記載する必要はない。
2 入院患者の容態の変化に伴い施用されなかった麻薬は、すべて麻薬管理者に返却されなければならない。
3 調剤ミスにより麻薬が回収不能となった場合、「麻薬事故届」の提出が必要である。
4 調剤の予備行為として、麻薬を1%、10%に希釈した散剤を調製することは可能である。


問227
輸液療法に関する記述のうち、誤っているものを1つ選べ。

1 Total parenteral nutrtion (TPN)基本液への脂肪乳剤の配合は好ましくない。
2 肝不全患者には、分離アミノ酸を多く含む輸液が有用である。
3 代謝性アシドーシスとは、炭酸ガス分圧の上昇により、血漿pHが低下した状態をいう。
4 TPNを長期間施行すると、カテーテル感染に伴う血栓性静脈炎が起こりやすくなる。
5 乳酸リンゲル液は、細胞外液の補給・補正に加えて代酸性アシドーシス改善作用も有する。


問228
注射剤の溶解、混合に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。

1 シスプラチン注射液の希釈には、Cl-を含まない5%ブドウ糖注射液を用いる。
2 ワンポイントカットアンプルをカットする場合、アンプル枝部のマークを手前にして反対方向に折り取る。
3 用時溶解のタンパク質やポリペプチド製剤は、激しく撹拌して溶解する。
4 塩化カリウム注射液は、K+濃度が40mEa/L以下となるよう希釈し、20 mEa/hrを超えない速度で点滴静注する。


問229
患者インタビューに基づく薬剤師の対応に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。

1 カプトプリル服用中の患者から咳が出るとの訴えがあったので、薬剤師の判断で服薬を中止して様子
を見るよう伝えた。
2 タムスロシン塩酸塩が初めて処方された患者に対し、めまいや立ちくらみを起こすことがあるので毎
の運転に注意するよう伝えた。
3 セント・ジョーンズ・ワート(西洋オトギリソウ)を使用してみたいという患者に、服用中のリトサ
ビルの作用が減弱する可能性があるので勝手に使用しないよう伝えた。
4 鉄剤の服用を開始した患者から便が黒くなったとの訴えがあったので、薬剤師の判断で服薬を中止す
るように伝えた。
5 40歳、1日 20本以上の喫煙習慣のある女性患者から避妊法につき相談を受けたので、低用量ピルの使用を勧めた。


問230
医薬品と日常生活上の注意に関する記述のうち、誤っている組合せを1つ選べ。

1 ボグリボース ー お腹が張ったり、おならが増加したりします。
2 リファンピシン ー 尿、唾液、汗、涙液が橙赤色に着色します。
3 ワルファリンカリウム ー ビタミンEを多く含んでいる食品を一度に大量に食べないで下さい。
4 ニフェジピン ー 降圧作用に基づくめまい、ふらつきが現れることがあるので注意して下さい。
5 グリクラジド ー 食事をみだりに減じたり、抜いたりすると、低血糖を引き起こしやすいので、注意して下さい。

解答
問226 1
問227 3
問228 2、4
問229 2、3
問230 3

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