第91回 薬剤師国家試験問題(問151~155)

問151
物質の生体膜透過に関する記述について、誤っているものを1つ選べ。

1 ロークルコースの生体膜透過は担体介在輸送によって効率良く起こり、促進拡散と能動輸送の2種類の機構が存在する。
2 アミノ酸やジペプチドの担体介在輸送は二次性能動輸送である。
3 腎家細管での再吸収が単純拡散で起こる場合は、塩基性薬物の排泄速度は尿がアルカリ性になれば増加する。
4 膜動輸送により起こる高分子の膜透過にはエネルギーが必要である。


問152
薬物の消化管吸収と胃内容物排出速度に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。

1 イミプラミン塩酸塩は胃内容物排出速度を増加させるので、併用した薬物の吸収速度は大きくなる。
2 プロパンテリン臭化物は胃内容物排出速度を減少させるので、アセトアミノフェンの吸収速度は小さくなる。
3 食物摂取により胃内容物排出速度が増加し、セファクロルの吸収速度は小さくなる。
4 食物摂取により胃内容物排出速度が減少し、リボフラビンの吸収量は増加する。


問153
薬物の経肪吸収に関する問題

省略


問154
薬物のタンパク結合がLangmuir型で表されるとき、次の記述について、誤っているものを1つ選べ。

1 タンパク質が薬物分子に対して同じ親和性をもつとき、横軸に薬物の非結合形濃度の逆数、縦軸にタンパク質1分子当たりの結合形薬物分子数の逆数をとると右上がりの直線が得られ、縦軸との切片の逆数はタンパク質1分子当たりの薬物の結合部位数となる。
2 結合定数が大きい薬物では、薬物濃度がある限度以上になると、血漿中の非結合形分率が急激に増大し、過度の薬効を発現する場合がある。
3 タンパク結合における競合的阻害現象がある場合、阻害物質の存在で、当該薬物の見かけの結合定数が減少するが、タンパク質の結合部位の数には変化はない。
4 フェニルブタゾンは、ワルファリンの血漿タンパク結合を非競合的に阻害する。


問155
リンパ系への薬物移行に関する記述のうち、正しいのものを2つ選べ。

1 リンパ系へ移行した薬物は、血液循環系へ移行した薬物に比べて速やかに全身へ分布する。
2 リンパ管の内皮細胞では、その間隙が大きく開いているところがあるため、血管に比べて分子量の大 きな物質が透過しやすい。
3 消化管からリンパ系を介して吸収された薬物は、肝初回通過効果を受ける。
4 消化管から脂溶性の高い薬物が吸収された場合、リンパ系に移行しやすい。

解答
問151 3
問152 2、4
問153 1、2
問154 4
問155 2、4

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次