第91回 薬剤師国家試験問題(問146~150)

問146
抗悪性腫瘍薬に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。

1 フルオロウラシルは、5-フルオロー2ーデオキシウリジン-5-リン酸に変換され、チミジル酸合成酵素を不可逆的に阻してDNA合成を抑制する。
2 マイトアイシンCは、アントラサイクリン系薬物で心事性が強く、心機能に異常のある患者には禁品である。
3 シクロホスファミドは、チュプリンの重合を阻害し、細胞分裂を抑制する。
4 イリノテカンは、トポイソメラーゼ阻害薬で、S期の細胞に特異的な毒性を示す。


問147
次の記述のうち、誤っているものを2つ選べ。

1 クロモグリク酸は、ケミカルメディエーター遊離制作用を有し、アレルギー性結膜に用いられる。
2 オフロキサシンは、ニューキノロン系抗菌薬で、トラコーマの治療に使用される。
3 ラタノプロストは、プロスタグランジンF2αの誘導体で、眼房水の流出を促進して眼由席下を引き起
こす。
4 ホマトロピンは、脂乳教大のムスカリン性アセチルコリン受容体を癒して、散瞳を引き起こす。
5 ピリドスチグミンは、短時間作用型のコリンエステラーゼ阻害薬で、緑内障の治療に用いられる。


問148
診断用薬に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。

1 ガドジアミド水和物に含まれるガドリニウムイオンは、常磁性を示し、X線CT 画像のコントラストを強める。
2 メチラポンは、下垂体TSH分泌機能検査に用いられる。
3 ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)は、妊娠成立早期から産生分泌されるので、尿中hCGの有無が妊娠診断に使用される。
4 ゴナドレリン酢酸塩は、下垂体LH分泌機能検査に用いられる。
5 精製ツベルクリンは、皮下注射で結核の診断に用いられる。


問149
非臨床試験に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。

1 一般毒性試験は、単回投与毒性試験と反復投与毒性試験に大別される。
2 反復投与毒性試験とは、6ケ月を超える長期連続投与試験のことである。
3 臨床試験を開始するためには、すべての非臨床試験の結果が得られていなければならない。
4 生殖・発生毒性試験は、被験薬物の催奇形性のみを明らかにすることを目的とする。
5 依存性試験は、特殊毒性試験に属し、被験薬物の身体依存性と精神依存性を明らかにする目的で実施される。


問150
薬物中毒とその処置法及び解毒薬に関する記述のうち、誤っているものを2つ選べ。

1 血液吸着(hemoperfusion)は、血液中の有害物質を吸着剤に接触させて除去する方法であり、タンパク結合性の強い薬物も効果的に除去できる。
2 ジメルカプロール(BAL)は、分子内に2つのSH基をもち、ヒ素や水銀などの重金属とキレートを形成して体外排泄を促進する。
3 活性炭は、消化管内の未吸収薬物の吸着には有効であるが、吸収された薬物の排泄促進には無効であ
る。
4 ヨウ化プラリドキシムは、ムスカリン性アセチルコリン受容体遮断作用を有し、有機リン系殺虫剤の中毒時に解毒薬として投与される。
5 フルマゼニルは、ベンゾジアゼピン系薬の急性中毒に用いられる。

解答
問146 1、4
問147 4、5
問148 3、4
問149 1、5
問150 3、4

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