問126
次の記述のうち、正しいものを2つ選べ。
1 コデインは、オピオイドσ受容体を刺激して鎮咳作用を引き起こすが、モルヒネよりもグルクロン酸
抱合を受けやすい。
2 ナロキソンは、オピオイドμ受容体遮断作用により、急性麻薬中毒による呼吸抑制を改善する。
3 ペンタンシンは、オピオイドμ受容体における抗作用により、麻薬依存症患者において退薬症候群(禁断症状)を誘発する。
4 フェンタニルは、オビオイドμ受容体及びκ受容体刺激作用を持ち痛作用が強く作用持続も長い。
問127
免疫系に作用する薬物に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。
1 タクロリムスは、マクロファージの活性化及び増殖を抑制することにより免疫抑制作用を発現する。
2 テセロイキンは、インターロイキン-1の遺伝子組換え体であり、キラーT細胞を誘導して抗腫瘍作用を示す。
3 ムロモナプーCD3は、ヒトT細胞表面抗原CD3に対するモノクローナル抗体であり、腎移植後の念性拒絶反応の治療に用いられる。
4 アザチオプリンは、プリンヌクレオチドの生合成を阻書し、臓器移植後の拒絶反応の予防に用いられる。
問128
炎症及び抗炎症薬に関する記述のうち、誤っているのものを1つ選べ。
1 炎症部位では、誘導型シクロオキシゲナーゼ (COX-2)が遺伝子の転写促進により発現する。
2 アスピリンによって胃粘膜障害が起きる一因として、胃の構成型シクロオキシゲナーゼ (COX-1)の阻害がある。
3 ジクロフェナクは、インドメタシンに比べて胃粘膜障害の発生頻度が低い。
4 ピロキシカムは、強力な鎮痛作用や抗炎症作用を有し、1日1回の内服で有効である。
5 ロキソプロフェンは、胃粘膜障害作用が弱いので、消化性患者にも使用される。
問129
呼吸器系に作用する薬物に関する記述のうち、誤っているものを2つ選べ。
1 ジモルホラミンは、呼吸中枢を刺激して呼吸興奮を起こすが、血圧上昇作用もある。
2 シヒドロコティンは、モルヒネより呼吸中枢却制作用と鎮咳作用は強いが、依存性形成作用は弱い。
3 デキストロメトルファンは、右旋性(d体)合成オビオイド化合物で強い鎮咳作用を有するが、嗜癖などの麻薬としての作用はない。
4 アンプロキソールは、肺表面活性物質分泌促進作用、気道液分泌促進作用及び線毛運動亢進作用を有する。
5 ドキサプラムは、未梢化学受容器を介して呼吸中枢を刺激するが、血圧降下作用もある。
問130
次の記述のうち、正しいものを1つ選べ。
1 メチルジゴキシンは、心拍出量を増大させ、副交感神経抑制作用により心拍数を減少させて、うっ血性心不全の症状を改善する。
2 スピロノラクトンは、抗アルドステロン作用をもつカリウム保持性利尿薬で、うっ血性心不全患者の生命予後を改善する。
3 ミルリノンは、アデニル酸シクラーゼ活性化を介する細胞内サイクリック AMP (AMP)濃度の上昇により、心収縮力を増大させて急性心不全の症状を改善する。
4 ブメタニドは、ループ利尿薬で、水とナトリウムの排泄促進とカリウム保持作用をもち、うっ血性心不全に伴う浮腫を軽減する。
5 カルベジロールは、交感神経活性の亢進に起因する頻脈や増大しているレニン分泌を抑制するが、心収縮力を減弱させるので慢性心不全患者には禁忌である。
解答
問126 2、3
問127 3、4
問128 5
問129 2、5
問130 2

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