第91回 薬剤師国家試験問題(問131~135)

問131
抗不整脈薬に関する記述のうち、誤っているものを2つ選べ。

1 キニジンは、Na+チャネルを遮断するが、QT間隔には影響を及ぼさない。
2 アドレナリン受容体断薬は、異所性ペースメーカー活性の抑制や不応期の延長を起こす。
3 リドカインとメキシレチンは、Na+チャネルを遮断し、活動電位の持続時間を延長する。
4 アミオダロンは、K+チャネルを遮断し、QT延長を起こす。
5 ベラパミルは、L型Ca2+チャネルを遮断し、房室結節細胞の有効不期を延長する


問132
虚血性心疾患治療薬の作用機序に関する記述のうち、誤っているものを2つ選べ。

1 アルテプラーゼは、急性心筋梗塞においてプラスミノーゲンの活性化を抑制して血栓溶解を促進す
る。
2 低用量のアスピリンは、プロスタグランジンにの産生を抑制して血小板凝集を阻止することにより、冠血管における血栓形成を予防する。
3 ニトログリセリンは、静脈血管の拡張を介して静脈還流量を減少させることにより、心臓に対する前
負荷を軽減する。
4 メトプロロールは、アドレナリンβ1、受容体遮断を介して心機能を抑制し、心筋の酸素消費量を減少させる。
5 ジルチアセムは、冠血管のれん縮を緩解して冠血流量を増大させるとともに、心機能を抑制して心筋の酸素消費量を減少させる。


問133
麻酔下の動物を用いた血圧測定実験の結果に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。

1 イソプレナリンの静脈内注射による血圧降下反応は、プロプラノロールの前処置によって増強された。
2 ノルアドレナリンの静脈内注射による血圧上昇反応は、24時間前にレセルピンを処置することによって抑制された。
3 アンギオテンシンIの静脈内注射による血圧上昇反応は、エナラプリルの前処置によって抑制された。
4 フェントラミンを静脈内注射後、アドレナリンを静脈内注射したところ、血圧は降下した。
5 アトロピン処置後、大量のアセチルコリンを静脈内注射したところ、血圧は上昇した。


問134
排尿障害の治療薬に関する記述のうち、誤っているものを2つ選べ。

1 プロピペリンは、抗コリン作用と直接的勝平滑筋線作用をもち、頻の治療に用いられる。
2 タムスロシンは、アドレナリンα1受容体断作用をもち、前立腺肥大症に伴う排尿障害の治療に用
いられる。
3 ネオスチグミンは、コリンエステラーゼ阻害作用により排尿筋を強させるため、顔の治療に用い
られる。
4 クレンプテロールは、β2アドレナリン受容体遮断作用をもち、排尿障害の治療に用いられる。
5 ベタネコールは、ムスカリン性アセチルコリン受容体刺激を介して排尿障害を改善する。


問135
消化性清治療薬に関する記述のうち、誤っているものを2つ選べ。

1 オメプラゾールは、酸性条件下で活性型となり、プロトンポンプ分子のSH基と結合してポンプ機能を持続的に阻害する。
2 ファモチジンは、胃粘膜主細胞のヒスタミンH2受容体を競合的に遮断することにより酸分泌を抑制する。
3 スクラルファートは、ショ糖硫酸エステルアルミニウム塩で、ペプシンを阻害するほか、潰瘍部に結合し、治癒を促進する。
4 レバミピドは、活性酸素の消去作用やプロスタグランジン濃度上昇作用により胃粘膜保護効果を示す。
5 アモキシシリンのヘリコバクター・ピロリに対する抗菌作用は、胃内pHの上昇により低下する。

解答
問131 1、3
問132 1、2
問133 4、5
問134 3、4
問135 2、5

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