第91回 薬剤師国家試験問題(問211~215)

問211
医療安全に関する記述のうち、誤っているものを2つ選べ。

1 “人間は誤りを加す存在である”との前提に立ち、人為的ミスがあっても安全が確保される仕組みが
2 ヒヤリ・ハット事例は、当事者の責任を明確にする目的で収集・分析する資料となる。
3 ヒヤリ・ハット事例の収集による事故防止の考えは、ハインリッヒの法則が基本となっている。
4 薬剤師が調剤の過程で何らかの間違いを起こし、患者に誤った薬を交付した場合は調熱過誤という。
5 品質管理手法としてのクオリティーコントロール活動は、調剤事故の防止対策立案に役に立たない。


問212
調剤過誤防止のために取るべき方策のうち、正しいものを1つ選べ。

1 外観の類似した錠剤やカプセル剤は、1ヶ所にまとめて配置する。
2 類似名称や複数規格があるものについては、マーク表示などで注意を喚起する。
3 散剤の装置びんへの充填は、経験年数最長の薬剤師が単独で行う。
4 散剤の計量調剤ミスを防ぐためには、複数の希釈倍率のものを予製しておく。


問213
院内感染に関する記述のうち、誤っているものを2つ選べ。

1 開内感染は、入院患者が開内において新たに感染症に確患することであり、医療従事者の感染を含ま
ない。
2 緑膿菌は、代表的な日和見感染症の起因菌である。
3 メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)の主な感染経路は、空気感染である。
4 脱内感染対策を実践する組織としてインフェクションコントロールチーム(ICT)がある。
5 セラチア菌感染は、カテーテル、ドレーンを介して起こる場合が多い。


問214
チーム医療に関する記述のうち、誤っているものを2つ選べ。

1 医薬分業とは、医師と薬剤師の職能が独立して、それぞれの専門性を最大限に発揮し、患者に最適な医療を提供するシステムである。
2 医薬分業は、薬物療法を有効かつ安全なものにするためのリスクマネジメントシステムといえる。
3 患者情報の管理、円滑な疑義照会、服薬コンプライアンスなどの患者情報の迅速なフィードバックなとを考慮すると、医療機関と保険薬局は構造的、機能的、経済的に一体化しているのが理想的である。
4「お薬手帳」の主目的は、患者自身が処方・服薬情報を一元管理することにより、服用忘れを防止することである。
5 在宅医療は、多様な医療スタッフが患者の居宅にてそれぞれの専門的な医療サービスを提供することにより成り立っている。


問215
臨床試験(治験)に関する語句の説明のうち、正しいものを2つ選べ。

1 標準業務手順(SOP)は、治験業務が適切に行われるように基本的な業務手順をまとめたものである。
2 医薬品開発業務受託機関(CRO)は、契約医療機関での治験業務を支援する機関である。
3 治験施設支援機関(SMO)は、治験依頼者の治験にかかわる業務を治験依頼者から受託する機関である。
4 有害事象(AE)とは、治験薬との因果関係の有無を問わず、被験者に生じた好ましくない医療上の出来事を示す。
5 治験モニタリング担当者(CRA)は、医療機関に所属して治験責任医師の業務を支援する。

解答
問211 2、5
問212 2
問213 1、3
問214 3、4
問215 1、4

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