問191
18歳、女性、発熱が持続し、動悸、息切れが強く、口腔粘膜・歯肉出血をきたしたので、内科を受診した。血液検査で貧血と血小板数減少がみられたので、骨髄穿刺を施行したところ、不均一な大型リンパ芽
球が50%以上を占めていた。芽球のミエロペルオキシダーゼ染色では、陽性率が1%以下であった。
次の薬物のうち、この患者の治療に用いる医薬品として、誤っているものを2つ選べ。
1 ビンクリスチン硫酸塩
2 シスプラチン
3 ドキソルビシン塩酸塩
4 フレドニゾロン
5 プレオマイシン
問192
58歳男性、1週間前に前胸部に圧迫感を覚えたが、そのまま放置していた。朝食後に前胸部に強烈な痛みを覚え、冷や汗、吐き気を伴い、顔面着白となった。痛みは1時間以上経っても軽減しないため、救急車で病に連ばれた。直後の心電図では、「波増高のみが読められたが、さらに1時間後の心機図では、胸部誘導V1〜VsでST 上昇および異常Q波が認められ、多性心室性期外収縮も認められた。
この患者に対する治療として、誤っているものを1つ選べ。
1 心室性期外収縮が認められるため、アトロピン硫酸塩水和物を投与した。
2 発症後6時間以内であるため、アルテプラーゼの静脈内投与を行った。
3 痛みに対して、モルヒネ塩酸塩水和物の静脈内投与を行った。
4 梗塞の拡大防止のため、ニトログリセリンの点滴静注を行った。
5 酸素吸入を行った。
問193
心不全治療に用いる薬物に関する記述のうち、誤っているものを2つ選べ。
1 短時間作用型のCa2+チャネル断薬は、慢性心不全の予後を悪化させる。
2 利尿薬は、過大な前負荷、肺うっ血、全身性浮腫のある場合に効果的である。
3 アドレナリンβ受容体遮断薬は、慢性心不全患者の生命予後を悪化させるため、用いられない。
4 アンギオテンシン変換酵素阻害薬は、左室収縮機能障害に基づく心不全治療に用いられる。
5 糖尿病を合併した心不全患者にはピオグリタゾン塩酸塩を用いる。
問194
肺結核症とその治療に関する記述のうち、誤っているものを2つ選べ。
1 薬剤耐性が獲得されやすいので、2剤以上の多剤併用療法が必須である。
2 リファンピシンは、薬物代謝酵素を強力に誘導するので、多くの薬物のクリアランスを上昇させる。
3 イソニアジドの重大な副作用として、未神経がある。
4 日本では、第二次世界大戦以降、罹患率は急に減少し、先進諸国の中でもきわめて低い。
5 経気道的感染症であり、感染者のほとんどが発病する。
問195
フェロジピンをグレープフルーツジュース(GFJ)で服用すると、降圧効果が変動することがある。この相互作用に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。
1 GFJ飲用によって、小腸のCYP3A4 活性が阻害される。
2 GFJ飲用によって、主に肝の薬物代謝活性が阻害される。
3 GFJ飲用によって、フェロシピンの降圧効果が減弱する。
4 GFJ飲用によって、フェロジピンの血中濃度時間由線下面積(AUC)は変化するが、最高血中濃度(Cmax)は変化しない。
5 GFJ飲用は、フェロジピンの血中濃度からの消失半減期にほとんど影響しない。
解答
問191 2、5
問192 1
問193 3、5
問194 4、5
問195 1、5

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