第92回 薬剤師国家試験問題(問146~150)

問146
抗菌薬の作用機序に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。

1 ノルフロキサシンは、細菌のDNA ポリメラーゼを阻害し、殺菌的に作用する。
2 ストレプトマイシンは、細胞壁合成にかかわるトランスペプチダーゼと結合して、細菌の増殖を抑制する。
3 セファゾリンは、DNA 依存性RNAポリメラーゼと結合し、細菌のRNA合成を抑制する。
4 ナイスタチンは、ポリエン系の抗真菌薬であり、真菌細胞膜のエルゴステロールと結合して細胞膜障害を引き起こす。
5 ミノサイクリンは、細菌リボソームの30S サブユニットと結合することにより、タンパク質合成を抑制する。


問147
抗ウイルス薬に関する記述のうち、誤っているものを2つ選べ。

1 ラミフジンは、ウイルスのプロテアーゼを阻害し、ウイルスの増殖を抑制する。
2 オセルタミビルは、その活性代謝物がノイラミニダーゼを阻害することにより、A型及びB型のインフルエンザに効果を現す。
3 リトナビルは、感染細胞内で逆転写酵素を競合的に阻害する。
4 アシクロビルは、感染細胞内でアシクロビルミリン酸に変換されてDNA合成を阻害する。
5 ガンシクロビルは、サイトメガロウイルス感染細胞内でリン酸化されて、DNA ポリメラーゼを競合的に阻害する。


問148
抗悪性腫瘍薬の作用機序及び適応のうち、正しい組み合わせを2つ選べ。

抗悪性腫瘍薬 ー 作用機序 ー 適応
1 エトポシド ー トポイソメラーゼII阻害 ー 悪性リンパ腫
2 シスプラチン ー DNA 鎖の架橋形成 ー 非小細胞肺癌
3 ドセタキセル ー 微小管安定化 ー 慢性骨髓性白血病
4 トラスツズマブ ー チロシンキナーゼ阻害 ー 膀胱癌
5 ブレオマイシン ー チミジル酸合成酵素阻害 ー 皮膚癌


問149
非臨床試験に関する記述のうち、誤っているものを2つ選べ。

1 GLPは、医薬品の安全性に関する非臨床試験の実施の基準である。
2 一般薬理試験は、目的とする主作用以外の薬理作用について検討する試験である。
3 生殖・発生毒性試験では、被験薬の変異原性も調べられる。
4 反復投与毒性試験では、単回投与毒性試験で毒性が現れる用量での検討は不要である。
5 薬効薬理試験には、病態モデル動物での試験や作用機序に関する試験も含まれる。


問150
薬物中毒に関する問題

省略

解答
問146 4、5
問147 1、3
問148 1、2
問149 3、4
問150

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