【薬学部の一大イベント】卒業試験を撃破せよ!【国家試験までの最大の試練】

卒業試験
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薬剤師になるには、まず薬学部を卒業しなければなりません

こんにちは。薬師です。
薬剤師になるには、薬剤師国家試験を受験して合格しなければなりません。薬剤師国家試験は誰でも受験できるかというとそうではなく、原則として「6年制薬学部を卒業(修了)」した者のみに受験資格があります。
6年制薬学部を卒業すれば国家試験を受験できるなら、6年制薬学部に入学すれば確実に国家試験の受験資格をGETしたようなものじゃん!と考えるのは少々軽率です。
6年制薬学部では6回生で卒業試験と呼ばれる“卒業をかけた試験”があります。これに合格して初めて6年制薬学部を卒業でき、晴れて薬剤師国家試験の受験資格が得られるのです。

卒業試験は薬学生にとって一大イベント

卒業試験とは、その名の通り、卒業の可否を判定される試験です。この試験をパス(合格)できれば、卒業できます。即ち、パスできなければ卒業できないということです。チャンスは基本的に1回。「基本的に」と書いたのは、万一、パスできない学生が多かった場合に「泣きの1回」が行われる可能性があるからです。

卒業試験の位置づけは大学ごとに大きく異なりますが、薬剤師国家試験の合格率の高い大学や合格率を高くしたい大学、高い合格率を維持している大学では、特にこの卒業試験が狭き門になるでしょう。
卒業試験を突破できなければ、自動的に留年(卒業延期)が決定するので、一大事です。
薬学生にとってこの試験が一大イベントと言われる理由も納得ですね。

卒業試験の難易度

難易度や方式は大学ごとに異なると思いますが、管理人が他大学の友人から聞いた話しをまとめると、薬剤師国家試験と同様のマークシート形式で、薬剤師国家試験の有名予備校が行う模試と同じレベルあるいは模試より少し難しい程度と考えられるでしょう。
とはいえ、問題の作成者が大学の先生なので、模試とは傾向が著しく異なり、違和感MAXの可能性があることは予め想定しておいたほうが良いでしょう。
※一部の大学では、卒業試験の作成を某予備校に作成依頼しているという噂話を聞いたことがあります。

卒業試験を突破しないと失うモノ

“卒業試験も数ある模擬試験のうちのひとつに過ぎない”
とも言えますが、卒業試験の場合は突破できないと失うものが大きいです。
模試は、例え振るわなくても次頑張れば良いですが、卒業試験の場合はそうはいきません。

まず、卒業できないので「その年度の卒業資格」を失います。卒業できないと留年することになり「時間」を失います。また、大学に引き続き在籍するので追加の「学費」と、最低1年間は就職が遅れるので本来であれば得られていたはずの薬剤師としての「収入」を失います。

薬学部の場合はそれなりに忙しいのでバイトもままならないですし、所属する大学によっては学費が高額ですので、経済状況によってはかなりの痛手となってしまう可能性があります。

個人個人によって状況は異なるとはいえ、如何なる場合でもサクッと合格して卒業を確定してしまう方が良いのです。
合格さえしてしまえば、失うモノはなにもありません。

まとめ

卒業試験は運命を分けると言っても過言ではない試験です。
そういう意味では模試とはまた違った緊張があるでしょう。それでも、いつもの模試通りに受けてください。
緊張してパフォーマンスが向上するなら良いですが、そうでない場合が多いでしょう。緊張しすぎて頭が真っ白になってしまったという話しは当時良く聞きました。
本来であれば余裕で正答できる問題でも“解けない”。残酷かもしれませんが、それが現実です。そんなものです。
だからこそ、いつも通りのコンディションで挑むと良いと思います。
不安で周りが騒いでいたり、話しかけてきたりしても、シャットアウトすることです。

卒業試験を確実にパス(突破)して、薬剤師国家試験に臨もう!

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この記事を書いた人

通信制高校を受験するも不合格になり、定時制高校から薬剤師になった暇人のブログ。進学や就職、転職について実体験をもとに色々書いています。

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