第92回 薬剤師国家試験問題(問206~210)

問206
糖尿病とその治療に関する記述のうち、誤っているものを2つ選べ。

1 糖尿病合併症の発症に、タンパク質の糖化反応やポリオール経路活性の六進が関与している。
2 糖尿病性腎症では、はじめに血清クレアチニン値が上昇し、その後にタンパク尿が生じる。
3 糖尿病性腎症の発症や進展を防止するには、アンギオテンシン変換酵素阻害薬の使用が推奨される。
4 2型糖尿病の薬物治療を開始する指標として、ヘモグロビンA1c(HbA1c)値、空腹時血糖値及び食
後2時間後血糖値がある。
5 糖尿病の血清脂質管理において、低比重リポタンパク質コレステロール (LDL-C)値は有用な指標ではない。


問207
子宮癌とその治療に関する記述のうち、誤っているものを2つ選べ。

1 日本では、子宮体癌の発症が増加している。
2子宮頭癌では腺癌が多く、子宮体癌では扁平上皮癌が多い。
3 子宮頭癌の発症には、ヒトパピローマウイルスが関与する場合が多い。
4子宮頭癌の治療の主体は、手術療法と放射線療法である。
5 子宮体癌治療の第一選択は、化学療法である。


問208
慢性閉塞性肺疾患(COPD)とその治療に関する記述のうち、誤っているものを2つ選べ。

1 喫煙が原因であり、大気汚染や感染は原因とはならない。
2 気道病変による気流制限が特徴的であるが、肺気腫は認められない。
3 安定期の第一選択薬は気管支拡張薬で、全身性の副作用回避のため、吸入剤が推奨される。
4 インフルエンザワクチン接種は、危険因子への暴露回避のため推奨される。
5 薬物療法以外の治療法に、酸素療法、呼吸リハビリテーション及び栄養療法がある。


問209
耳鼻咽喉疾患とその治療に関する問題

省略


問210
高齢者とその薬物療法に関する記述のうち、誤っているものを2つ選べ。

1 血漿アルブミン濃度及びα1酸性糖タンパク質濃度が低下していることが多い。
2 一般に腎機能が低下しているので、排泄型薬物の投与には注意が必要である。
3 体脂肪率が増加し、脂溶性薬物の分布容積が大きくなることが多い。
4 血中濃度の消失半減期が長い薬物ほど、高齢者に安全に使用できる。
5 ベンゾジアゼピン系薬に対する感受性が高くなるので、投与量に注意が必要である。

解答
問206 2、5
問207 2、5
問208 1、2
問209
問210 1、4

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