第96回 薬剤師国家試験問題(問11~15)
問11 イリノテカン塩酸塩水和物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
~構造式あり~
※選択肢2,3は構造式がないと答えられない。
1:R配置の不斉炭素が存在する。
2:ア~エの窒素のうち、最も塩基性が強い窒素はアである。
3:ウの窒素の非共有電子対(孤立電子対)は、p軌道に存在する。
4:植物アルカロイドであるカンプトテシンの誘導体である。
問12 記述(1)と(2)は、日本薬局方医薬品の確認試験の一部である。
これにより試験される医薬品は1~5のうちどれか。1つ選べ。
(1)本品の水溶液(1→1000)5mlにニンヒドリン試液を加え、水浴中で3分間加熱するとき、液は紫色を呈する。
(2)本品の水溶液(1→5000)2mlに4-アミノアンチピリン試液10mlを加えて振り混ぜるとき、液は赤色を呈する。
選択肢1~5は構造式
問13 図は日本薬局方医薬品アミノ安息香酸エチルの合成法を示したものである。個の合成法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
~反応図~
1:反応Wは、ベンゼン環に対するニトロ基の付加反応である。
2:化合物Bは、ニトロベンゼンをAlCl3存在下、塩化メチルで処理しても合成できる。
3:反応Xは酸化反応であり、反応Yは還元反応である。
4:反応Zは、Sn2反応の機構で進行する。
5:化合物Eの矢印で示した酸素原子は、エタノール由来である。
問14 グルタチオンに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
~グルタチオンの構造式~
1:本品はジペプチドである。
2:本品に含まれるキラル中心炭素(AとB)の立体配置はいずれもSである。
3:本品にはL-システイン残基が含まれている。
4:左端の構成アミノ酸はL-アスパラギン酸であり、γ位のカルボキシ基がアミド結合を形成している。
5:本品は容易にジスルフィドに酸化されるkとにより、生体に有害な酸化物を還元的に除去する。
問15 D-アラビノースに反応Ⅰ~Ⅲを行い、アルドヘキソースAとBに変換した。これに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
~D-アラビノースのフィッシャー投影式~
反応Ⅰ D-アラビノースをHCNと反応させると、2種類のシアノヒドリンCとDが得られた。
反応Ⅱ CとDをそれぞれ対応するイミンEとFに変換した。
反応Ⅲ EとFをそれぞれ対応するアルドヘキソースAとBに変換した。
1:反応Ⅰは置換反応である。
2:反応2は酸化反応である。
3:反応3は加水分解反応である。
4:AはD-グルコースである。
————–解答—————–
問11 2,4
問12 2
レボドパが確認できる反応だな。
問13 3,5
問14 3,5
問15 3,4

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