第95回 薬剤師国家試験問題(問136~140)
問136 気管支ぜん息に用いる薬物の記述のうち、正しいものを2つ選べ。
1.サルブタモールは、アドレナリンβ2受容体を刺激し、気管支平滑筋を弛緩させる。
2.アミノフィリンは、アデニル酸シクラーゼの活性化によりサイクリックAMP(cAMP)を増加させ、気管支平滑筋を弛緩させる。
3.モンテルカストは、リポキシゲナーゼを阻害し、気管支ぜん息発作を寛解する。
4.オザグレルは、トロンボキサン合成酵素を阻害し、気道過敏性を抑制する。
問137 消化性瘍治療薬に関する記述について、正しいものを2つ選べ。
1.オメプラゾールは、酸性条件下で活性型となり、プロトンポンプ分子のSH 基と結合してポンプ機能を非可逆的に阻害する。
2.ファモチジンは、胃粘膜主細胞のヒスタミンH2受容体を競合的に遮断し、胃酸分泌を抑制する。
3.スクラルファートは、ショ糖硫酸エステルアルミニウム塩で、ペプシンを阻害するとともに清瘍部に結合し、治癒を促進する。
4.レバミピドは、幽門部のガストリン産生細胞に作用し、ガストリン遊離を抑制する。
5.アモキシシリンは、ヘリコバクター・ピロリに対する抗菌作用を示すが、胃内pHの上昇によりその作用は低下する。
問138 肝臓及び道に作用する薬物に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。
1.ウルソデオキシコール酸は、肝臓からの胆汁分泌を促進し、劇症肝炎の治療に用いられる。
2.フロプロピオンは、モノアミン酸化酵素を阻害し、管平滑筋を弛緩させて十二指腸内への胆汁排出を促進する。
3.グリチルリチンは、インターフェロンを誘導し、慢性肝疾患における肝機能異常の改善に用いられる。
4.インターフェロンアルファは、B型肝炎ウイルスよりC型肝炎ウイルスに対してより強い抗ウイルス効果を示す。
問139 利尿薬に関する記述のうち、誤っているものを2つ選べ。
1.カンレノ酸は、近位細管において炭酸脱水酵素を阻害し、Na+と水の再吸収を抑制する。
2.トリクロルメチアジドは、Na+,Cl-共輸送系を抑制するとともに、未血管を拡張する。
3.フロセミドは、遠位細管の Na+,K+,2Cl-共輸送系を抑制し、副作用として高K+血症を引き起こす。
4.ヒドロクロロチアシドは、低K+血症を誘発し、ジギタリスの心毒性を増強する。
5.トラセミドは、ヘンレ係蹄上行脚での電解質の再吸収を抑制するとともに、アルドステロン受容体を遮断する。
問140 排尿障害及び頻尿の治療薬に関する記述のうち、誤っているものを2つ選べ。
1.タムスロシンは、アドレナリンα1A受容体を選択的に遮断し、前立腺肥大による排尿障害を改善する。
2.クレンブテロールは、アドレナリンβ2受容体を刺激し、腹圧性尿失禁を改善する。
3.ウラピジルは、肥大した前立腺を縮小させることにより、排尿障害を改善する。
4.フラボキサートは、コリンエステラーゼを阻害し、尿道括約筋を収縮させる。
5.プロピベリンは、ムスカリン性アセチルコリン受容体遮断作用と平滑筋に対する直接作用により、排尿筋を弛緩させる。
————–解答—————–
問136 1,4
問137 1,3
問138 3,4
問139 1,3
問140 3,4

コメント