第95回 薬剤師国家試験問題(問46~50)
問46 ヒトの免疫組織に関する記述のうち、誤っているものを2つ選べ。
1.骨髄には、全ての血液細胞の起源となる造血幹細胞が存在する。
2.未成熟T細胞の多くは、胸腺においてネクローシスにより死滅する。
3.脾臓は、古くなったリンパ球の破壊のほか、二次リンパ器官(免疫反応の場)としての役割を有する。
4.リンパ節には、血液からリンパ球が入るための高内皮細静脈が存在する。
5.パイエル板のM細胞は、血液中の抗原を取り込み、抗原提示を行う。
問47 ヒトの甲状腺に関する記述のうち、誤っているものを1つ選べ。
1.濾胞腔のコロイドには、チログロブリンが含まれる。
2.ヨウ素は、甲状腺ペルオキシダーゼにより酸化された後、濾胞腔へ輸送される。
3.モノヨードチロシンとジヨードチロシンは、チログロブリンのチロシン残基がヨウ素化されて生成する。
4.トリヨードチロニンは2分子のジヨードチロシンから、チロキシンはモノヨードチロシンとジヨードチロシンから生成される。
問48 呼吸器の機能に関する記述のうち、誤っているものを2つ選べ。
1.気道には気道横紋筋があり、気道径はこの筋の収縮により変動する。
2.気管や気管支の壁の粘液の大部分は、唾液由来である。
3.外呼吸を担う組織である肺では、酸素と二酸化炭素のガス交換が行われている。
4.肺胞には食作用の強い肺胞マクロファージが存在し、細菌や異物の処理を行っている。
5.気道の粘膜上皮にある線毛は、異物を輸送し気道外へ排出している。
問49 インフルエンザウイルスに関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。
1.ピコルナウイルス科に属する。
2.抗原性により、3種類(A型、B型、C型)に分類される。
3.分節したDNAを遺伝子としてもつ。
4.ウイルスのエンベロープに存在するノイラミニダーゼは、細胞表面の糖タンパク質からシアル酸残基を除去する。
問50 真菌と原虫に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。
1.真菌と原虫は、原核生物に属する。
2.真菌の栄養要求性は、従属栄養型である。
3.アスペルギルス症は、真菌感染によって引き起こされる。
4.アメーバ赤は、トリパノソーマ感染により発症する。
————–解答—————–
問46 2,5
問47 4
問48 1,2
問49 2,4
問50 2,3

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