第94回 薬剤師国家試験問題(問206~210)
問206 血友病に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。
1.血友病Aは第Ⅷ因子、血友病Bは第Ⅸ因子の異常で、それぞれの因子の遺伝子はY染色体上にある。
2.家族歴を持っていない患者では、次世代以降への遺伝はない。
3.プロトロンビン時間(PT)は正常である。
4.関節内出血がよくみられ、関節の腫脹、疼痛、運動制限が現れる。
5.血小板は減少する。
問207 ネフローゼ症候群に関する記述のうち、誤っているものを2つ選べ。
1.タンパク尿(3.5g/日以上)と低タンパク血症(血清総タンパク質量6.0g/dL以下、血清アルブミン量3.0g/dL以下)が診断の必須条件である。
2.低アルブミン血症により膠質浸透圧が低下するため、浮腫が生じる。
3.微小変化型群には、副腎皮質ステロイド性薬が有効である。
4.肝臓での脂質合成が低下するため、血清総コレステロールは低値を示す。
5.初期治療は免疫抑制薬から開始し、副腎皮質ステロイド性薬の使用は控える。
問208 ワルファリンカリウムに関する記述のうち、誤っているものを2つ選べ。
1.効果判定には、プロトロンビン時間(PT)の国際正規化比(INR)が用いられる。
2.胎盤を通過しないため、妊婦にも使用できる。
3.抗凝固作用は、ビタミンKにより阻害される。
4.腎排泄型であるため、腎尿細管分泌部位におけるプロベネシドとの相互作用により、全身クリアランスが減少することがある。
5.内因性凝固因子であるプロテインCの合成を阻害する。
問209 血液検査値及び検査値に関する記述のうち、誤っているものを選ぶ問題。
省略
問210 パーキンソン病とその治療に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。
1.薬剤性パーキンソニズムは、緩徐に進行し運動症状に左右差があることが特徴である。
2.振戦、固縮、無動及び姿勢反射障害が、特徴的な運動症状である。
3.ドパミン作動性神経細胞の変性・脱落の機序として、ドパミンの自動酸化や酸化ストレスがある。
4.線条体における神経細胞体の変性とレビー小体の出現が、特徴的な病理所見である。
5.高齢者と認知症合併者では、一般的にドパミン受容体刺薬で治療を開始する。
————–解答—————–
問206 3,4
問207 4,5
問208 2,4
問209 4
問210 2,3

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