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第93回 薬剤師国家試験問題(問151~155)

第93回 薬剤師国家試験問題(問151~155)


問151 P-糖タンパク質(P-gp)に関する記述のうち、誤っているものを2つ選べ。

1.P-gpを介する薬物の生体膜透過においては、ナトリウム勾配が駆動力となる。
2.基質認識性が厳密なため、シクロスポリンやビンクリスチンなど特定の脂溶性薬物のみが輸送される。
3.小腸上皮細胞では刷子縁側に発現し、薬物を細胞外へ排出する。
4.脳では毛細血管内皮細胞の血液側細胞膜に発現し、脳への薬物の分布を制限している。
5.肝細胞では胆管側膜上に発現し、薬物を胆汁中へ排泄する。


問152 薬物吸収に関する記述について、正しいものを2つ選べ。

1.クロラムフェニコールパルミチン酸エステル結晶の懸濁液を経口投与すると、安定形の結晶は準安定形の結晶よりも高い血中濃度を示す。
2.血中濃度を長時間維持する目的で、ニトログリセリンの徐放性経口製剤が使用されている。
3.ワルファリンカリウム経口投与後の血中濃度はコレスチラミン併用により低くなる。
4.皮膚をフィルムで密封すると角質層が水和し、薬物の皮膚透過性が高まる。
5.吸入剤として投与された微粒子の粒子径が小さいほど、薬物は肺深部に沈着し、肺からの吸収は増大する。


問153 薬物の組織移行に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。

1.皮膚、筋肉、脂肪などの組織では、組織単位質量当たりの血流量が大きいため、一般に血液から組織への薬物移行が速い。
2.βーラクタム系抗生物質は、脈絡叢を介した能動輸送により、脳脊髄液に移行する。
3.脂溶性の高い薬物は、胎盤関門の透過性が高く、胎児に移行しやすい。
4.プロプラノロールは、血漿タンパク非結合率が増加すると分布容積も増加する。


問154 Scatchard plotに関する問題

グラフ図のため省略


問155 薬物代謝に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。

1.代謝により極性の増大した薬物は、排泄しにくくなる。
2.シトクロムP450(CYP)の分子種のうち、CYP3A4は最も多くの薬物を代謝する。
3.ケトコナゾールは、核内レセプターに結合して代謝反応を阻害する。
4.ワルファリンの抗血液凝固作用は、フェノバルビタールとの併用により減弱する。

————–解答—————–
問151 1,2

問152 3,4

問153 3,4

問154 4

問155 2,4

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