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第93回 薬剤師国家試験問題(問131~135)

第93回 薬剤師国家試験問題(問131~135)


問131 非ステロイド性抗炎症薬に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。

1.チアラミドは、主にシクロオキシゲナーゼ (COX)を阻害することにより抗炎症、鎮痛、解熱作用を現す。
2.メロキシカムは、アスピリンと比較してCOX2に対する選択性が高く、胃粘膜障害作用は弱い。
3.エトドラクは、COX2と比較してCOX1に対する阻害作用が強いため、胃粘膜の損傷を起こしやすい。
4.ロキソプロフェンは、生体内で活性型になるプロドラッグであり、胃粘膜障害作用が弱い。


問132 心不全治療薬に関する記述のうち、誤っているものを2つ選べ。

1.リシノプリルは、心不全状態におけるレニンーアンギオテンシン系の亢進を抑制する。
2.フロセミドは、循環血液量を減少させ、心不全状態における前負荷の増大を軽減する。
3.ジゴキシンは、心筋収縮力を増大させ、心拍数を減少させる。
4.ピモベンダンは、収縮タンパク質のCa2+感受性を低下させ、心筋酸素費量を減少させる。
5.カルベジロールは、アドレナリンβ受容体を刺激し、心不全患者の予後を改善する。


問133 抗不整脈薬に関する記述のうち、誤っているものを2つ選べ。

1.プロプラノロールは、交感神経緊張による不整脈に有効である。
2.ベラパミルは、房室伝導を抑制し、上室性頻拍を抑制する。
3.ジソピラミドは、Ca2+チャネルを遮断し、心筋の興奮性を低下させる。
4.メキシレチンは、Na+チャネルとK+チャネルを遮断し、活動電位持続時間を延長する。
5.アミオダロンは、K+チャネルを遮断し、QT延長を引き起こす。


問134 硝酸薬に関する記述について、誤っているものを2つ選べ。

1.後負荷には影響を及ぼさない。
2.血管平滑筋緩作用は、遊離した一酸化窒素がグアニル酸シクラーゼを活性化することにより生じる。
3.静脈の拡張により心臓へ還流する血液量が増大し、心筋酸素消費の減少をもたらす。
4.冠動脈のうち、太い部分をより強く拡張させる。
5.ニコランジルの冠血管拡張作用には、K+チャネル開口作用も関与している。


問135 麻酔したイヌの血圧測定実験に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。

1.アドレナリンを静脈内注射すると、血圧は一過性の上昇ののち、正常値より低くなることがある。この血圧の低下は、アドレナリンの代謝産物がアドレナリン β1受容体に作用したためである。
2.フェントラミンを前もって静脈内注射したのちアドレナリンを静脈内注射すると、血圧は下降した。これはフェントラミンが血管のアドレナリンα受容体を遮断したためである。
3.アセチルコリンを静脈内注射すると、血圧は一過性に下降した。この現象は、アセチルコリンが血管平滑筋のムスカリン性アセチルコリンM1受容体を刺激したためである。
4.アトロピンを静脈内注射したのち大量のアセチルコリンを静脈内注射すると、血圧は上昇した。これは、アセチルコリンが交感神経節と副腎髄質のニコチン性アセチルコン受容体を刺激したためである。

————–解答—————–
問131 2,4

問132 4,5

問133 3,4

問134 1,3

問135 2,4

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