薬剤師国家試験に合格したいなら、とにかく勉強を始めよう
薬学生は結構忙しい
薬剤師国家試験に合格する為には、勉強しなくちゃなりません。
現役生の場合は、卒業研究や講義があるので、その合間を縫って国家試験の勉強をすることになります。
所属する研究室や受講する講義によっても日々の忙しさが全く違うので、国家試験の為に使える時間には個人差があります。
所属する大学によっても相当異なると思いますが、国家試験への取り組み方は個人の事情だけではないと言えるでしょう。
浪人生の場合も、予備校へ通学しているなら授業がビッシリあると思いますし、仕事と両立している人もいると思います。
そうなると、それ以外で勉強の時間を確保するというのは簡単ではありません。
意外と薬学部に関わる学生は忙しいものです。
落ち着いてから勉強を始めよう、ではなかなか機会は巡って来ないかもしれません。
国家試験に対する担当教員の考え方にも差がある
国家試験受験期における大学教員から担当学生への指導は、担当教員の考え方によるところが大きいので、“先生と生徒の考え”に著しいズレがあると色々と大変です。
例えば、
(1)国試の勉強なんてどうにでもなるから、卒業研究をしっかりやりなさい。
という考えの先生もいれば、
(2)卒業研究はそこそこに、国試の勉強と就活をしっかりね。
と言う先生もいます。
教員の考えがバラバラなのと同様に、学生にも色々な考えの人がいるでしょう。
例えば、
(3)国試はどうでもいいから、卒業研究をしっかりやりたい。
(4)卒業研究はやりたくない。出来る限り国試の勉強や就活をしたい。
という場合です。
ここで、
“(1)の考えを持つ先生と(3)の考えの学生”、“(2)の考えを持つ先生と(4)の考えの学生”の組み合わせだと、スムーズに行く可能性は高いでしょう。
しかし、
“(1)の考えを持つ先生と(4)の考えの学生”、“(2)の考えを持つ先生と(3)の考えの学生”の組み合わせだと、何かしらのトラブルが発生する可能性が高いです。
こういうところでゴタゴタがあると、精神衛生上よくありません。
研究室の選択や担当教員と今後の方針について話し合いができるなら、自分の希望をしっかり伝えましょう。
ここをしっかりしておけば、心おきなく国家試験勉強に取り組めるはずです。
大学としての国家試験への考え方にも差がある
通常は、これらの担当教員と学生の関係だけを見てしまいがちですが、あと一つ注目しておくべきことがあります。
それは、「大学としての国家試験に対する考え方」です。
これは殆どの学生、特に入学したばかりの学生は意識をしていないのではないでしょうか。
例えば、
所属する大学が、国家試験にめちゃくちゃ力を入れている。
国家試験合格率を限りなく100%に近づけたいと思っている。
この場合は、半強制的に国家試験勉強漬けになる(笑)と思いますので、大学自体が予備校のような感じになっていると想像できます。歯を食いしばって、ひたすら付いていけば合格できるでしょう。
いろいろ書きましたが、殆どの6年制薬学部では、学生も教員も大学も、少なくとも国家試験はクリアしたいと考えている=薬剤師免許を取得したいと考えているはずです。
そうでなければ、何で6年制に入学したんだ?ってなりますよね。
だからこそ、とにかく始めることが先手必勝!
薬剤師免許の取得を目標に在学しているなら、とにかく早い段階で国家試験の勉強を行うことにはメリットが多いのです。
そのメリットというのは、
・先生からの印象が良い
→日頃からしっかり勉強しているキャラとして認識されます。
・定期試験や模試などで良い点数が取れる可能性が上がる
→国家試験対策の勉強内容は、講義や定期試験の内容と重なるものも少なくありません。
・卒業試験がある場合、卒業保留(卒業延期)になる可能性が下がる
→卒業試験は疑似国家試験。国家試験を突破できそうか否かをふるいにかけるので、国試対策は卒試対策になり得ます。
などなどあります。
そして何より、自分自身が国家試験に合格する可能性が上がります。
当然ながら、自分の時間が少なくなることや通学生の場合は参考書が重たい等のデメリットも考えられますが、メリットと比べるとデメリットは気にならないでしょう。
繰り返しになりますが、とにかく始めることが大切だと思う訳です。
薬剤師国家試験の試験範囲は膨大です。
青本やオレンジブックを手にしたことがある人なら共感してもらえると思います。
「こんなの全部覚えられるわけないだろ!」
ごもっともです。
管理人もそう思っていました。ずっと。
ところが、少しずつでも、繰り返しやっていれば、覚えちゃいます。
管理人は底辺からの国家試験でしたので、断言できます。
ただし、この量は一夜漬けでは不可能です。それならば、時間をかけてやればいいのです。
何も、1日5時間も6時間もかける必要はありませんし、数時間を確保するのは難しいと思います。
研究室での待ち時間、講義と講義の間の時間にやる。そして、繰り返す。
・参考書を買う
・講義を聞く
・問題を解く
これらも立派な1歩です。
とにかく始めてみることが大切です。結果は付いてきます。
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