第97回 薬剤師国家試験 必須問題(問21~25)
問21.がん抑制遺伝子はどれか。
①src
②fos
③kit
④H-ras
⑤p53
問22.メタロチオネインの構成アミノ酸のうち、約1/3を占めるのはどれか。
①グリシン
②メチオニン
③トリプトファン
④システイン
⑤アルギニン
問23.ジエチル-p-フェニレンジアミン(DPD)法による水道水の残留塩素の測定において、DPDと速やかに反応して赤色を呈するのはどれか。
①HClO
②NH2Cl
③NHCl2
④NCl3
⑤CHCl3
問24.大気汚染に係わる環境基準の項目として、設定されていないのはどれか。
①一酸化炭素
②二酸化硫黄
③浮遊粒子状物質
④二酸化窒素
⑤二酸化炭素
問25.医療機関により廃棄される”血液の付着したガーゼ(未滅菌)”が該当する区分として、最も適切なのはどれか。
①産業廃棄物
②特別管理産業廃棄物
③事業系一般廃棄物
④家庭系一般廃棄物
⑤特別管理一般廃棄物
————–以下 解答—————–
問21 答え…⑤
解説:
⑤以外はがん遺伝子。
それぞれがどういう遺伝子なのか(分類)を理解しておけるといい。
p53は細胞周期の抑制に関る因子をコードする遺伝子だ。
有名ながん抑制遺伝子といえば、
p53、RB、APC、BRCAなどだろうか。
諸刃の剣ではあるが、
がん遺伝子かがん抑制遺伝子かの見分け方について書いてみる。
それは、
「大文字のみ」と「数字」だ。
何が言いたいかというと、
小文字オンリーまたは大文字+小文字(小文字の方が文字数多)→がん遺伝子
大文字オンリーまたは数字を含む→がん抑制遺伝子
である可能性が高い。
勿論、例外が存在するので全てを鵜呑みにしてはいけないが、もしも全く聞いたことも見たこともない遺伝子が選択肢にある場合、有効だろう。
7~8割の確率で当たるのではないかと思う。
問22 答え…④
解説:
メタロチオネインは分子量6500~7000の低分子金属結合タンパク質。
構成の約1/3をシステインが占めている。
システインのSH基により解毒作用を示す。
解毒対象は、カドミウムだったな。
ちなみに、芳香族アミノ酸を含まないのが特徴だ。
問23 答え…①
解説:
HClO(次亜塩素酸)。
残留塩素は「遊離残留塩素」と「結合残留塩素」の2つに分けることができた。
DPDと反応して、赤系色を呈するのは「遊離残留塩素」である。
選択肢の中で遊離残留塩素に該当するのは①のHClOだ。
問24 答え…⑤
解説:
なんか引っかけみたいな問題だなw
漢字ばかりで混乱しそうなときは、分子式に直してみると分かりやすいかも。
そうすると、見慣れたCO2が出てくるわけですが、これに基準があると色々大変かも知れない。
問25 答え…⑤
解説:
これはかなり難しいというか、定番ではない問題だったと思う。
特別管理一般廃棄物が正解だが、公衆衛生分野のまとめ表を覚えておくのが一番楽じゃないかな。
問題文の書き方も、問題をより難しそうにしている。
個人的な意見だが、
産業廃棄物と一般廃棄物の違い、
問題文「血液の付着したガーゼ」、
というのがポイントかと。

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