第95回 薬剤師国家試験問題(問81~85)
問81 肝臓におけるエタノールの代謝に関する記述のうち、誤っているものを2つ選べ。
1.エタノールは、主として細胞質に存在するアルコール脱水素酵素によってアセトアルデヒドに酸化される。
2.小胞体膜に存在するシトクロムP450(CYP2D6)は、エタノールをアセトアルデヒドに酸化する。
3.アセトアルデヒドは、主としてミトコンドリアに存在するアルデヒド脱水素酵素によって酢酸に酸化される。
4.日本人の4人に1人は、アルコール脱水素酵素の活性が低い。
5.飲酒により悪酔いを起こす主な原因物質は、アセトアルデヒドである。
問82 Ames試験に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。
1.発がんプロモーターのスクリーニング法である。
2.ヒスチジン要求性のネズミチフス菌を用いて、その復帰突然変異を検出する。
3.ラットの肝ホモジネートの9.000×g上清画分に補酵素を加えたS9mixは、被検物質を代謝的活性化するために用いられる。
問83 発がん性化合物のうち、主にシトクロムP4501Aサプファミリー酵素(CYP1A1又はCYP1A2)で代謝的活性化を受けるものとして、正しいものを2つ選ぶ問題。
省略
問84 化学物質とその毒性発現における主な標的臓器・組織との対応のうち、正しいものを2つ選べ。
1.アスベスト - 肝臓
2.硫化水素 - 神経系
3.四塩化炭素 - 肺
4.ベンゼン - 血液・造血器系
問85 生体内で生成する活性酸素種に関する記述のうち、誤っているものを2つ選べ。
1.スーパーオキシドジスムターゼは、スーパーオキシドアニオンを過酸化水素と酸素に変換する。
2.グルタチオンペルオキシダーゼは、活性中心に亜鉛をもち、過酸化水素を水に変換する。
3.カタラーゼは、活性中心にヘム鉄をもち、過酸化水素を水と酸素に変換する。
4.過酸化水素は、鉄(Ⅱ)イオン存在下、脱水素反応によりヒドロキシラジカルに変換される。
5.スーパーオキシドアニオン、過酸化水素及びヒドロキシラジカルのうち、ヒドロキシラジカルが最も高い細胞傷害性を示す。
————–解答—————–
問81 2,4
問82 2,3
問83 2,3
問84 2,4
問85 2,4

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