第95回 薬剤師国家試験問題(問41~45)
問41 ヒトでのグリコーゲン代謝に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。
1.グリコーゲンにグリコーゲンホスホリラーゼが作用すると、グルコース 1-リン酸が生成する。
2.グリコーゲンホスホリラーゼの活性は、プロテインキナーゼCが触媒するリン酸化により調整される。
3.グリコーゲンの多糖鎖の伸長には、UDP-D-グルコースが用いられる。
4.グルカゴンは、肝臓でのグリコーゲン合成を促進する。
問42 生体エネルギーに関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。
1.解糖系の中間代謝物であるホスホエノールピルビン酸は、分子内に高エネルギーリン酸結合を有する。
2.クレアチンキナーゼは、クレアチンリン酸(ホスホクレアチン)のリン酸基が ADPに転移する反応を触媒する。
3.ミトコンドリアの電子伝達系(呼吸鎖)を構成する複合体Ⅰ~Ⅳは、マトリックスに存在する。
4.原核細胞では、ミトコンドリアがないため酸化的リン酸化は起こらない。
問43 核酸の構造と性質に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。
1.DNAには2-デオキシリボースが、RNAにはリボースが含まれる。
2.DNA及びRNAを構成する塩基のうち、アデニン、グアニン、シトシンはDNAとRNAの両者に共通であり、残りの1種類はDNA ではウラシル、RNAではチミンである。
3.DNAの熱変性は、分子内ホスホジエステル結合の加水分解による。
4.細菌内に存在するプラスミドは、環状構造をしたDNAである。
問44 ヒトの各種組織に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。
1.神経組織の軸索において、微小管に沿った順行性輸送には、モータータンパク質のダイニンが関わっている。
2.上皮細胞間の接着装置として、密着(閉鎖)結合、接着結合、デスモソーム(接着斑)、ギャップ結合がある。
3.コラーゲンは、支持(結合)組織の主要な成分である。
4.筋組織を構成する細胞の中間径フィラメントは、ケラチンからなる。
問45 ヒトの骨組織に関する記述のうち、誤っているものを2つ選べ。
1.ヒドロキシアパタイトは、骨基質中の代表的な無機質である。
2.Ⅰ型コラーゲンは、骨基質中の主要なタンパク質である。
3.くる病と骨軟化症は、ビタミンD欠乏が要因となる。
4.骨芽細胞は、造血幹細胞から分化し、骨基質成分を合成する。
5.破骨細胞は、骨基質を溶解し、その機能亢進は大理石病の原因となる。
————–解答—————–
問41 1,3
問42 1,2
問43 1,4
問44 2,3
問45 4,5

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