第95回 薬剤師国家試験問題(問181~185)
問181 免疫・血清学的検査と疾病に関する記述のうち、誤っているものを2つ選べ。
1.ネフローゼ症候群の診断には、抗糸球体基底膜(GBM)抗体検査が必須である。
2.マトリックスメタロプロテアーゼ3(MMP-3)値は、感染性関節炎や変形性関節炎では変化はないが、リウマトイド関節炎では上昇する。
3.A型肝炎ウイルス(HAVに感染後1週間以内に、IgG型HA抗体が陽性となり、数ヶ月で陰性化する。
4.全身性エリテマトーデス患者では、抗核抗体の陽性率が高い。
5.抗アセチルコリン受容体抗体陽性は、重症筋無力症患者で認められる。
問182 脳血管障害に関する記述のうち、誤っているものを2つ選べ。
1.一過性脳虚血発作(TIA)は、24時間以内に消失する局所性脳虚血症状である。
2.脳梗塞の危険因子として、高血圧症、糖尿病、脂質異常症や心房細動がある。
3.高血圧性脳内出血の頻度は、小脳や橋で高く、被殻や視床では低い。
4.CTで異常所見が検出されなければ、脳梗塞を否定できる。
5.くも膜下出血の特徴的症状は、突発した激しい頭痛ならびに吐気・嘔吐である。
問183 てんかんとその治療に関する記述のうち、誤っているものを2つ選べ。
1.脳神経細胞の過剰な発射による発作性脳疾患である。
2.器質性病変に基づく特発性てんかんと、遺伝的素因に基づく症候性てんかんがある。
3.フェニトインは、強直間代発作に有効であるが、副作用として歯肉増殖がある。
4.バルプロ酸ナトリウムは、催奇形性を有する。
5.てんかんの診断には、脳波検査よりもCTやMRIなどの頭部画像検査が有用である。
問184 統合失調症とその治療に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。
1.10代後半から 30代前半に発症し、地域差や性差大きい。
2.ドパミン神経系やグルタミン酸神経系の異常が病因としてあげられる。
3.抗精神病薬の副作用として、悪性症候群や高オキシトシン血症がある。
4.陽性症状として幻覚や妄想、陰性症状として思考障害、無関心、感情の鈍麻などがみられる。
問185 片頭痛とその治療に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。
1.側頭部の激しい拍動性の痛みを主徴とし、数時間から数日間続く。
2.10歳代後半から40歳代の男性に多い。
3.視野にチカチカしたしいギザギザの線が現れ、視野が暗くなるなどの前兆を伴うものがある。
4.スマトリプタンは、セロトニン5-HT1B/1D受容体の遮断作用を有する治療薬である。
————–解答—————–
問181 1,3
問182 3,4
問183 2,5
問184 2,4
問185 1,3

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