第95回 薬剤師国家試験問題(問151~155)
問151 薬物の生体膜透過におけるpH分配反説に関する記述のうち、正しいものを1つ選べ。
1.消化管の粘膜を介する吸収に関する仮説であり、他の粘膜透過には適用されない。
2.単純拡散による膜透過に関する仮説であり、能動輸送には適用されない。
3.薬物の生体膜透過は分子形によるものと仮定し、分子形分率はNoyes-Whitneyの式で求められる。
4.小腸における吸収性がこの仮説に基づく予測からずれることがあるが、これは粘膜表面が弱アルカリ性のpHに保たれていることが一因である。
問152 薬物の単純拡散に関する問題。
省略
問153 テトラサイクリンの消化管吸収及び体内動態に関する問題。
省略
問154 薬物のバイオアベイラビリティに関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。
1.消化管で完全に吸収されて初回通過効果により 50%が消失する薬物と、吸収率50%で初回通過効果を全く受けない薬物のバイオアベイラビリティは等しい。
2.相対的バイオアベイラビリティは、経口投与時の血中濃度時間曲線下面積(AUC)と静脈内投与時のAUC の比から求める。
3.同一の主薬を含み量的バイオアベイラビリティが等しい2つの製剤は、生物学的に同等である。
4.消化管吸収が良好で初回通過効果を受けやすい薬物の場合、徐放性製剤を用いることで、通常製剤に比較して、高いバイオアベイラビリティが得られる。
5.バイオアベイラビリティは、経口投与製剤のみならず注射剤の評価にも適用される。
問155 薬物の生体内移行に関する記述のうち、誤っているものを1つ選べ。
1.一部の薬物の母体から胎児への移行は、胎盤関門により制限されている。
2.脈絡叢には、ベンジルペニシリンを脳脊髄液から血液中へ排出する機構が存在する。
3.エバンスブルーは、血漿中のアルブミンとほとんど完全に結合するため、その分布容積は血漿容積とほぼ等しくなる。
4.肝臓の毛細血管壁の構造は、有窓内皮に分類される。
————–解答—————–
問151 2
問152 2
問153 2,3
問154 1,5
問155 4

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