第94回 薬剤師国家試験問題(問171~175)
問171 界面活性剤の性質に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。
1.ソルビタンモノラウレートのHLB(hydrophile-lipophile balance)値は、ソルビタンモノステアレートのHLB値に比べて小さい。
2.アルキル硫酸ナトリウムの直鎖アルキル基(C10H21~C18H37)の炭素数が増加すると、クラフト点は低くなる。
3.ドデシル硫酸ナトリウム水溶液の量電気伝導度は、ある濃度以上で急に低下する。
4.ポリオキシエチレン p-ノニルフェニルエーテルのオキシエチレン基の付加モル数が増加すると、臨界ミセル濃度は高くなる。
問172 分散系の安定性に関する記述のうち、正しいものを1つ選べ。
1.液中に分散したコロイド粒子は Stokesの式に従って沈降する。
2.親水性コロイドは、溶液の電解質濃度を高めることによって安定化できる。
3.乳剤のクリーム分離は、内相すべてが完全に合一することによって起こる。
4.ケーキングを起こしやすい濁剤は、分散媒の粘度を増大させることによって安定化できる。
問173 レオロジーに関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。
1.粘弾性体に一定の応力を加え続けたとき、生じるひずみが時間経過とともに増大する現象をクリープという。
2.粘弾性体のフォークト(Voigt)モデルは、バネとダッシュポットを直列に組合せたモデルである。
3.アンドレード(Andrade)の式は、液体の粘度と絶対温度の関係を表す。
4.オストワルド(Ostwald)型粘度計は、非ニュートン流体の粘度測定に適している。
問174 軟膏基剤に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。
1.創傷面に水分を補給したいときには、水溶性基剤を用いる。
2.吸水軟膏は、水相を含む乳剤性基剤である。
3.乳剤性基剤は、皮膚刺性が少なく、びらんへの使用に適している。
4.w/o型の乳剤性基剤と水溶性基剤との混合は、避けるべきである。
問175 滅菌法及び無菌性保証に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。
1.滅菌とは、物質中の病原性を示す微生物を殺滅又は除去することをいう。
2.最終滅菌法には、加熱法、照射法、ガス法、ろ過法がある。
3.高圧蒸気法では、乾熱法よりも高温で減菌が行われる。
4.超ろ過法により注射用水を製することができる。
5.培地充てん試験法は、無菌操作法で製造される医薬品の無菌性保証の適切性を検証する方法である。
————–解答—————–
問171 3,4
問172 4
問173 1,3
問174 2,4
問175 4,5

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