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第94回 薬剤師国家試験問題(問151~155)

第94回 薬剤師国家試験問題(問151~155)

問151 薬物の生体膜透過機構に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。

1.単純拡散は、Fickの法則に従い、その透過速度は濃度勾配に反比例する。
2.Fickの法則において、透過速度は膜の厚さに反比例する。
3.セファレキシンは、プロトン配を利用した担体介在輸送により小腸粘膜を透過する。
4.促進拡散は、担体介在輸送のため、エネルギーを必要とする。
5.Michaelis-Menten式に従う輸送において、薬物濃度がMichaels定数(Km)に比べて苦しく大きな値のときは、輸送速度は薬物濃度に比例する。

問152 口腔粘膜からの薬物吸収に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。

1.口腔内崩壊錠は、薬物を口腔粘膜から吸収させ、肝初回通過効果を回避する目的で用いられる。
2.鼻腔粘膜を介して吸収された薬物は、肝初回通過効果を受けない。
3.狭心症治療に用いられる経皮治療システムでは、主薬の皮膚透過が吸収における速過程となっている。
4.抗生物質の坐剤に配合されているカプリン酸ナトリウムは、主薬の吸収促進を目的としている。

問153 経口投与後の薬物吸収に及ぼす食事の影響に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。

1.フェニトインは水溶性が低いので、食後に投与した方が吸収は増大する。
2.リボフラビンは、食後に投与すると胃内滞留時間が長くなり、胃酸による分解が進み吸収が低下する。
3.アセトアミノフェンは、食後に投与すると胃内容排出速度が小さくなるため、吸収が遅延する。
4.シクロスポリンは脂溶性が高く、吸収は食事の影響を受けない。

問154 薬物の血漿タンパク結合に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。

1.薬物と血漿タンパク質との結合の親和性は結合定数で表され、この数値が小さいほど親和性は高い。
2.ジアゼパムは、アルブミン分子上の薬物結合部位のサイトⅡに結合する。
3.プロプラノロールは、α1-酸性糖タンパク質に結合する。
4.インドメタシンは、ワルファリンの血漿タンパク結合を競合的に阻害し、抗血液凝固作用を減弱させる。

問155 薬物代謝に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。

1.イミプラミンは、シトクロム P450によるN-脱メチル化を受けて活性代謝物へ変換される。
2.ソリプシンの代謝物である5-プロモビニルウラシルは、ジヒドロピリミジン脱水素酵素を阻害し、5-フルオロウラシルの代謝を抑制する。
3.サラゾスルファピリジンは、腸内細菌による酸化的代謝を受け、5-アミノサリチル酸へ変換されて抗炎症作用を示す。
4.モルヒネは、小腸と肝臓で3位と6位の水酸基が主に硫酸抱合され、そのうち6位抱合体は鎮痛作用を示す。

————–解答—————–
問151 2,3

問152 2,4

問153 1,3

問154 2,3

問155 1,2

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