第94回 薬剤師国家試験問題(問136~140)
問136 呼吸器系に作用する薬物の記述のうち、正しいものを2つ選べ。
1.オキシトロピウムは、炎症惹起メディエーターの作用を抑制する気管支ぜん息治療薬である。
2.テオフィリンは、ホスホジエステラーゼを阻害してサイクリックAMP(cAMP)濃度を高め、気管支平滑筋の弛緩を起こす。
3.セラトロダストは、トロンボキサン合成酵素の選択的阻害作用を示し、気道過敏症の発症を抑制する。
4.ケトチフェンは、肥満細胞からのヒスタミンやロイコトリエンの遊離を抑制し、気管支ぜん息発作を予防する。
問137 消化管運動に作用する薬物に関する記述について、誤っているものを2つ選べ。
1.メトクロプラミドは、胃・十二指腸のドパミンD2受容体を刺激し、消化管運動を促進する。
2.モサプリドは、消化管のセロトニン 5-HT4受容体を刺激し、アセチルコリン遊離の増大を介して消化管運動を促進する。
3.ブチルスコポラミンは、三級アミンの抗コリン薬であり、消化管運動を抑制する。
4.硫酸マグネシウムは、腸管内に水分を保持し、水様便を排出させる。
5.ヒマシ油は、腸内でリシノール酸とグリセリンに加水分解され、リシノール酸が小腸を刺激して瀉下作用を示す。
問138 消化性瘍治療薬に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。
1.レバミピドは、プロスタグランジンE2受容体を刺激し、胃粘膜の血流を増大させる。
2.セトラキサートは、胃粘膜内でのペプシノーゲン活性化抑制・生成抑制及び抗カリクレイン作用により胃酸分泌を抑制する。
3.ランソプラゾールは、H+K+/ATPアーゼの構造に含まれるSH基と結合し、酵素活性を阻害する。
4.ラニチジンは、胃粘膜壁細胞のH1受容体を遮断し、胃酸分泌を抑制する。
5.酸化マグネシウムは、タンパク質と複合体を形成し、収斂作用を示す。
問139 利尿薬に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。
1.トリアムテレンは、遠位尿細管で抗アルドステロン作用を介してNa+/H+交換を抑制する。
2.メフルシドは、主に近位細管の炭酸水酵素を阻害し、Na+/K+交換系を抑制する。
3.トラセミドは、ヘンレ係蹄上行脚でNa+/K+/2Cl-の共輸送を阻害する。
4.ヒドロクロロチアジドは、遠位細管でNa+/Cl-の共輸送を阻害する。
5.イソソルビドは、細管の管腔内浸透圧を上昇させ、Na+の再吸収を促進する。
問140 生殖器系に作用する薬物とその作用機及び適応症について、正しい組み合わせを選ぶ問題。
省略
————–解答—————–
問136 2,4
問137 1,3
問138 2,3
問139 3,4
問140 1,2

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