第93回 薬剤師国家試験問題(問56~60)
問56 ホルモンに関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。
1.甲状腺ホルモンの中で、チロキシンはトリヨードチロニンよりも生体内でのホルモン活性が強い。
2.ヒトの副腎は、糖質コルチコイドとして主にコルチゾールを、鉱質コルチコイドとして主にアルドステロンを分泌する。
3.インスリン様増殖因子ー1(IGF-1)は、成長ホルモンの作用によって肝などの臓器で産生される。
4.インスリンは、核内のインスリン受容体と結合することによって、作用を発揮する。
問57 神経伝達物質に関する記述のうち、正しいものはどれか。2つ選べ。
1.γーアミノ酪酸(GABA)は、中枢神経系組織に存在する興奮性アミノ酸である。
2.γーアミノ酪酸(GABA)は、L-グルタミン酸から生合成され、シナプス間隙に遊離される。
3.グリシンは、脊髄や脳幹に高濃度に存在するアミノ酸で、興奮性伝達物質の1つである。
4.L-グルタミン酸は、中枢における興奮性シナプス伝達の中心的役割を担っている。
問58 主要組織適合複合体(MHC)に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。
1.クラス2は、膜貫通タンパク質の重鎖(Heavy Chain)と、それに非共有結合したβ2-ミクログロブリンからなる。
2.クラス2は、マクロファージ、樹状細胞、B細胞などで発現している。
3.クラス1とクラス2は、細胞外と細胞質のタンパク質抗原由来ペプチドをそれぞれ提示する。
4.ヒトのMHCは、HLAともよばれ、その遺伝子は多型性を示す。
問59 血小板に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。
1.血小板は、骨髄で幹細胞から分化した巨核球の細胞片である。
2.血小板は、コラーゲンに粘着すると活性化される。
3.粘着した血小板は、円板状から球状へと変形し、不可逆的な凝集を起こす。
4.活性化された血小板からは、血小板活性化因子(PAF)やトロンビンが放出される。
問60 次の疾病とそれに関連する機能について、正しいものはどれか。2つ選べ。
1.バセドウ(グレーブス)病と甲状腺機能亢進
2.先端巨大(末端肥大)症と成長ホルモンの過剰分泌
3.重症筋無力症とアドレナリン受容体の機能異常
4.クッシング症候群とアセチルコリン受容体の機能異常
————–解答—————–
問56 2,3
問57 2,4
問58 2,4
問59 1,2
問60 1,2

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