第93回 薬剤師国家試験問題(問211~215)
問211 医療事故及び医療過誤に関する記述のうち、誤っているものを2つ選べ。
1.医療過誤とは、医療が実施される場所において発生するすべての人身事故のことをいう。
2.医療法に基づく規則では、すべての病院および有床診療所に対して、医療に係る安全確保を目的とした方策を義務づけている。
3.販売が類似した医薬品の取り違え防止のため、後発医薬品は、ブランド名、剤形、含量の順で名称が統一されている。
4.フェイルセーフ (fail safe)とは、たとえ誤りや失敗がおきても安全が確保される仕組みのことをいつ。
5.誤った医療行為が実施の前に発見、あるいは実施されたが、結果として患者に影響を及ぼさなかったものをインシデント(ヒアリ・ハット)という。
問212 モルヒネ塩酸塩錠の内服による疼痛緩和治療において、注意すべき副作用と対策に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。
1.便秘の予防対策として、緩下薬を投与する。
2.悪心や嘔吐に対しては、オメプラゾールを投与する。
3.呼吸抑制の出現頻度は、計画的にモルヒネ塩酸塩の投与量を調節している限り低い。
4.ふらつき感やめまいが現れた場合は、パロキセチン塩酸塩水和物を投与する。
5.除痛効果が得られている状態で強い眠気が出現した場合には、投与を直ちに中止する。
問213 チーム医療に関する記述のうち、誤っているものを2つ選べ。
1.病院におけるチーム医療とは、医師、歯科医師、薬剤師、看護師及びその他の医療従事者が、お互いの専門性を活かしながら、組織的に進める医療である。
2.病晥におけるチーム医療は、診療科横断的なICT(nfection controlteam)やNST(Nutritionsupport Team)を指し、特定の疾患治療や診療上の医療職者間での協力は該当しない。
3.地域におけるチーム医療では、病院・診療所と保険薬局との連携や、必要に応じた訪問診療、看護、福祉に携わる関係者との協力体制が重要である。
4.薬剤師は、緩和ケアチームの中で、麻薬製剤の有効性、副作用モニターや処方作成支援を中心として、癌患者における疼痛緩和に寄与する。
5.病院薬剤師と保険薬局薬剤師との連携では、薬歴と処方内容に限定した情報交換を行う。
問214 新薬の臨床試験に関する記述のうち、誤っているものを1つ選べ。
1.第1相試験は、容認性の確認と薬物動態の評価が主な目的となる。
2.第1相試験では、有効性を探索的に評価し、用量と反応関係を明らかにすることが主な目的となる。
3.第1相試験は、プラセボ又は既存薬との比較を行う検証的試験であるため、オープン試験で行われる。
4.カプラン・マイヤー(Kaplan-Meier)法は、生存時間データを要約する5年生存率の年次割合や生存期間中央値を求める際の推定法として用いられる。
問215 内服薬の用法に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。
1.アレンドロン酸ナトリウム水和物は、空腹時に服用すると胃障害を起こしやすいので、食事中あるいは食直後に服用する。
2.エファビレンツは、半減期が長いので、1日1回服用する。
3.アカルボースは、食後過血糖を改善するので、1日3回食直後に服用する。
4.シンバスタチンは、夜間に亢進するコレステロール生合成を阻害するので、1日1回タ食後投与がより効果的である。
5.ラニチジン塩酸塩は、食後の胃酸分泌亢進を阻害することを目的として、1日3回食前に服用する。
————–解答—————–
問211 1,3
問212 1,3
問213 2,5
問214 3
問215 2,4

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