【高校受験】不登校中学生が通信制高校を受験して落ちた話【体験談】

通信制高校に落ちた話
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通信制高校受験の合格率は極めて高いが100%ではありません

こんにちは。薬師です。
管理人はその昔、中学校時代に不登校を経験しました。その為、高校への進学、高校受験を希望しても“そもそも受験できる条件を満たしていない”という事態に陥ってしまいました。
その時に見つけた一筋の光、それが通信制高校だったのです。これで高校生になれる…!と思って意気揚々と受験しました。
しかし、結果は“不合格”。そう、通信制高校でも落ちる時は落ちるのです。
この記事で書いていることは管理人自身が実体験したことを書いています。この体験談には、これから通信制高校を受験する方には合格の為のヒントが詰まっていますよ!

通信制高校受験の試験内容

通信制高校の試験内容はどのようなものか知っていますか?
基本的には、
書類審査
学力試験(※)
作文(小論文)
面接親子面接のケースもある
の4つのうちすべて、またはいずれかの組み合わせであることがほとんどでしょう。
(※)安心してください。学力試験は難しい問題ではなく、基本的な問題が出る傾向が多いでしょう。つまり、落とす為の試験ではなく、「今現在どのくらいの学力があるのか」を見る試験です。
“それでも学力試験が不安!”と思う方もいると思います。安心してください。学力試験は合格の決定打になりません。

管理人が受験生だった時のスペック

管理人が通信制高校を受験した時のスペックは以下のような感じでした。

・内申点はボロボロ。というか無い。
※そもそも出席していない、定期試験受けていない、という状況なので内申点は算出不可能=最低評価でした。

・学力試験はそこそこ解けるが、上位校の試験問題になるとキツい。
学力は中途半端でした。

・「大学へ行って医療系の進路に進みたい!」という夢だけは強く持っていた。
実力は無いけど、具体的に“○○大学へ行きたい!”、“大学生になったらこんな勉強したい!”という理想を持っていました。

不合格となった原因は何だったのか

皆さんが一番気になるであろう、不合格となった原因です。
それは、面接での管理人の発言内容だと考えられます。管理人には「医療系の学問を学ぶために大学に進みたい、できれば○○大学に進学したい」という夢がありました。
面接は親子面接でした。面接試験の内容は一般的なこと「自己紹介」「長所や短所」「これまで頑張って取り組んできたこと」「高校生活への抱負」「将来の夢」等が聞かれます。

問題となったのは「将来の夢」です。

私は将来、○○大学に進学して○○を学びたいと思っています。
今までは不登校でしたが、高校からは夢に向かって頑張りたい。
夢を実現する為に、具体的にはこんなことに取り組みたいと考えています!

という様なことを話した記憶があります。

これが不味かった様なのです。
どういうことかと言うと、管理人が受験した通信制高校は当時、“特に将来的な目標はないけど、やりたいことを高校生活で見つけて行きたい”という生徒を受け入れていた様なのです。つまり、“高校を卒業した先の目標が既にあり、取り組む意志がある子が来るところではない”というのが不合格に至った経緯と言うのです。“高校の教育方針と管理人の意向が一致しなかった”ことが不合格の原因だったのです。

そんなことあるの?!と思われた方も多いと思います。
しかし、この話しには信憑性があります。その理由は、上記に書いたことは管理人がお世話になった中学校の先生と管理人の両親が、受験した通信制高校に不合格の理由を聞いてくれたからです。
中学校の先生は通信制高校に落ちる前例が無かった為、どういう理由だったのか興味があったと後日教えてくれました。
ちょっと、リアルでしょう?(笑)嘘の様な本当の話しです。

不合格になった後、どうしたの?

どうしても大学に進学したい管理人にとって、通信制高校に落ちた今、残された選択肢は2つでした。

・高等学校卒業程度認定試験を受ける
・今から受験できる高校を探して受験する

このうち、管理人は後者を選びました。
中学校の先生も一生懸命協力してくださり、定時制高校が受験できる事が判明して、受験することにしました。

非常識な面接対策のススメ

定時制高校受験でも、面接試験があります。
お世話になった中学校の先生が、通信制高校の結果を踏まえて一緒に面接対策(作戦)を考えてくれました。

その作戦とは…

・将来の夢は具体的ではなく抽象的に答える
・受験する高校の求める生徒像に沿って話す
・その高校にいる間に成長していくビジョンを伝える

例えば、「高校でどんな学生生活を送って、卒業後はどんな進路を考えているか」という質問なら、

今までは不登校でしたが、高校では友達と過ごす時間を大切にしたい。友達と過ごす時間と同じくらい勉強も頑張りたい。将来はまだ決めていないけど、何となく医療系の仕事がしたいと考えている。高校生活を送るうちに希望は変わるかもしれないから、○○高校が掲げている“何事にも挑戦する姿勢”で取り組みたい。

といった感じで答えました。

大切なことは合格する事。これに重きを置きました。
自分の主張は控えめに、しかし、嘘を言ったりはしません。“程よく”答えるのです。

倍率は低いながらも高かった(定員割れではない)ですが、無事に合格することができました!
通信制高校受験での学びが活きました(笑)

まとめ

通信制高校は門戸が広いですが、受験したら100%受かるものではありません。落ちる事も有り得ます。
管理人が受験した当時と異なり、今は通信制高校も沢山あります。複数受験することも可能です。
また、通信制高校の受験に失敗したとしても、他の選択肢があります。安心してください。

後日談にはなりますが、管理人が大学受験の浪人時にお世話になった予備校の先生に「通信制高校に落ちた過去があります」と話したところ、目を丸くして驚いていました。
通信制高校に落ちるというのは、やはりレアな体験です。今では良い話しのネタになりました。
あ、そうそう。進学した定時制高校ではかけがえのない友人と出会えました。人間万事塞翁が馬。

しかし、通信制高校に落ちた人間でも薬剤師になれたので、人生何があるかわかりません。
高校受験はこれからの進路を決める大きな分岐点です。
その時、自分が最善と思う進路が選べるといいですね!応援しています。

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この記事を書いた人

通信制高校を受験するも不合格になり、定時制高校から薬剤師になった暇人のブログ。進学や就職、転職について実体験をもとに色々書いています。

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