国家試験までの成績は安定しなくても大丈夫です。
こんにちは!薬師です。
薬剤師になるために勉強をして行く中で、避けて通れないのが模擬試験(以下、模試)です。
模試は有名な薬剤師国家試験予備校が開催しており、ほとんどの薬学生と浪人生が受けています。特に有名な予備校が主催する模試は受験者数が本番の試験と近いので、自分の今の実力を知ることができます。
模試の成績は右肩上がりになるイメージを持っている人は多いと思いますが、右肩上がりのケースもあれば、上下する場合もあります。安定しないからといって過度に心配になる必要はありませんよ!
“模試の成績は一定して安定したものではない”というのが国家試験本番までの成績の推移の正しい受け取り方です。
模試の成績が安定しない理由
模試には2通りあります。
“過去問をベースにした模試”と“新作問題を盛り込んだ予備校オリジナル問題の多い模試”の2つです。
このうち点数が取り易いのは前者です。過去問演習がきっちり出来ていれば点数化します。後者はこれまで過去問にないテーマや内容で作題されているので、過去問よりも参考書を網羅していないと点数化しません。そして、参考書の中でもあまり重要ではなさそうな所が出題される傾向があります。
こちらの記事でも書いていますが、基本となる国家試験勉強は過去問をベースとした積み上げです。その上で参考書の中で優先順位の高い内容から整理して行きます。
この手順と、後者の模試は相反します。これが、模試の成績が安定しない理由です。
成績が安定しなくても問題ない例と注意すべき例
模試の内容の違いで実力が点数化するか否かの違いは理解していただけたと思います。
ただし、すべてのケースで“成績が安定しなくても大丈夫”ではありません。どんな状況でも自分は大丈夫!とはならないでください。
成績が安定しなくても大丈夫なケース、それは「過去問ベースの模試は確実に高得点だが、オリジナル問題の模試は成績が乱れる」ケースです。
逆に、注意した方が良いケースは、「オリジナル問題の模試は得点できるが、過去問ベースの模試がオリジナル問題の模試以下の成績、思う様に得点できない、成績が乱れる」ケースです。
国家試験で新傾向(新問題)と呼ばれる問題も、過去問と何かしら関連付いていることが多いです。そのため、過去問の内容を網羅しておくことは必須となり、過去問ベースの問題を安定して得点できないのは良くないのです。
予備校が作成するオリジナル問題は、重箱の隅を突く様な突飛な問題があります。これは解けなくても問題がありません。
周りの声はシャットアウトしよう
例えば、「1回目の模試で取った点数よりも2回目の点数の方が低かった」なんてこともあると思います。
こんなシチュエーションになると、先生や友人や家族があなたに対して色々と意見を言ってくるかも知れません。
大丈夫。心配しないでください。
得意なところや勉強した部分が模試に出たら解けます。
点数が振るわなかったのは、たまたま勉強していなかった部分や不得意な部分が出たからなのです。
ですから、点数が振るわなかったのなら、落ち込むのではなくて逆に喜ばなければなりません。
何故なら、本番で出たらもう間違わないからです。
模試では、下手に勘が冴えて根拠も無く正解するよりも数百倍良いです。
模試の点数の理由が自分でしっかり理解できていれば、周りの声はシャットアウトしましょう!
まとめ
繰り返しになりますが、覚えておいて欲しいことは、成績は必ずしも右肩上がりにはならないということ。
そして、模擬試験の成績がどうであれ、本番で得点できればそれでOKなのです。
知識をしっかり積み上げて合格を勝ち取りましょう!
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